推したちへ

 今日は祝日の昼下がり。なんかめでたい日らしい。そんな日に私はブログを開設した。ブログを書こうと思ったきっかけは、今日がめでたい日だからとかは全く関係なくて、単刀直入に言うと、最近ツイッターでよく見かけるからである。ツイッターの字数制限では収まりきらないほどの推しへの熱い想い、私も書きたくならないわけがなかった。このブログは自分の原点を忘れないために書き残しておくものであるが、スラッシャー(DISH//のファンのこと)を1年間以上1人でやってきた人間の心の叫び、よければ聞いてやってくれ。

 

 私はDISH//よりも先に北村匠海を好きになった。彼を好きになった当時の私は、大学4年生の就活中で、メンタルぼろぼろ(6月時点で内定先が1社もなかった)、追い打ちをかけるように、彼氏ともうまくいってなかった(結局別れた)。そんな中、大学で写真部に所属していた私は、それが唯一の心の拠り所だった。なんで私の部活のことをここで言うかっていうと、「写真」が北村匠海と私をつなげてくれたからである。好きな写真家さんがGINZAという雑誌に写真を載せていたことから、たまたまその公式ツイッターをフォローしていた。そして、私の今後の人生を変えたといっても過言ではないこの記事がTLに流れてきたのである。

 

ginzamag.com

 

本当に今でもなんでこの記事を読もうと思ったのか全然わからない。北村匠海の写真付きでツイートされていて、着てる服がおしゃれだな~くらいしか感じるものはなかった。顔も特に当時の私が好きな顔ではなかった(田中圭とか塩顔が好きだったので)。だが、インタビューを読んでいくうちに、「あ、写真やってるんだ~なんか親近感わくなあ」「役者としての考え、めちゃくちゃかっこいいな・・・好感持てるなあ」「ていうか、言葉のひとつひとつが優しくて、すごく丁寧に紡ぎだされてるのがこのインタビューだけでわかる・・・やばい、たったこのひとつの記事でこの反応、これは近寄ったらあかんやつや・・・わかるぞ・・・俺は詳しいんだ・・・・・・」となっていった。その当時私は二次元オタクでかなり作品に思い入れが強くなるタイプの人間だったため、これ以上推しを増やす心の余裕はないぞ、増やしたところで体がもたなくなるぞ、という意味で「近寄ったらだめ」と自分に言い聞かせていた。そして実際に、何週間か距離をとった。

 

そう、何週間かだけである。

 

あの記事をもっかい読みたい・・・!この欲望に打ち勝つことができなかった。再度読むと「私この人好きだわ・・・」と確信した。

 

 この記事の下の方に北村匠海のプロフィールが載っていた。なぜか私はDISH//を聞いたことはあったので(テレビっ子がゆえ)、「そういえば歌手やってんの聞いたことあるわ~」くらいの感じだった。「どんな歌なんやろ~」とちょ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~軽い気持ちでユーチューブで「DISH//」と検索した。

 

 

ここから全てが始まった。

 

 

私が一番気になった歌のタイトルとサムネのMVを見たのだが、「うそだろ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?」という感じだった。衝撃だった。

 

youtu.be

 

『イエ~ィ!!☆夏休み』である。

 初めて見たとき本当にびっくりした。あんな顔のいい人がこんなだsssssssっさいことしてるの!?!?え、むりむりむりむりむりむりむりむりむり、最高すぎる・・・・・・・・好き・・・・・・・、というように、このMVを見終わった頃には完全に好きになっていた。

 もう一つ、自分のなかでは大きなことがあって、それは、北村匠海の「声」が、めちゃくちゃ好きということである。二次元オタクをやっていたこともあり声優さんも好きで声には少し敏感だったが、こんなにも好きな声に出会えたのは初めてだった。特に当時私が言っていたのは、「北村匠海のカタカナ英語がやばい」ということである。イエ夏の「ワイキキビーチ・ノースショア」「本須賀に揺れるPalm Tree サーファー気取ればCalifornia」「無限のPacific Ocean」等、まじで常に何回聞いてもあと1億回は聞けると思っていたくらい好きだった。この気持ちになった人、誰かいない?同じ気持ちになった人、募集してます。

 

 そこから、北村匠海の過去のインタビューを掘り起こしたり、MVを見たりする作業が始まった。そうする中で彼をどんどん好きになっていった。好きなポイント箇条書きにします。

・歌

 透明感がまずどんってくるが、その中にある芯の強さ、力強さ。ちょっとしたほの暗さ。そういう歌声が好きだし、歌もうまい。当たり前体操〜〜歌をやったことないところからスタートしたということを聞いたときはめちゃくちゃ驚いたし、歌も楽器も練習するのめちゃくちゃ大変だったんだろうな、と思う。ボーカルとしてフロントに立つのも嫌だったというインタビューも見た。そこから、今では歌をうたって、ギターひいて、堂々とフロントに立ってるという事実に感動した。むっちゃかっこいいやんけ……


・人見知りだった

 DISH//のメンバー曰く、「教室の片隅に三角座りしている感じの子」。なかなかの人見知りだったんだな…とさすがに驚いた。が、テレビや雑誌のインタビューで「昔は人見知りだったんですよね?」的な質問をすると必ず彼は「今は克服しました」的な答えをする。私はそこにめちゃくちゃ感動した。昔の人見知りエピソードを話してもいいところなのに、多分その過去を「恥ずかしいもの」と捉えてることがわかるからだ。私自身人見知りで、それを直したいタイプなので、率直に彼をかっこいいなあと思った。


・写真

 大学時代写真をやっていた身として、この共通項はめちゃくちゃに嬉しかった。またこれがめっちゃええ写真撮るやん……写真は自分が世界をどういう風に見てるかをどうしても映し出してしまうものなので、北村匠海さんの写真を見ては「匠海さんには、この風景がこう見えてるんか……」とニヤニヤしながら写真見てました(キモオタク)。


・変顔

 スタダ初心者の私、北村匠海の変顔を初めて見た時「大丈夫なん!?!?!?!?!?!?!?!?」ってなった……こんなイケメンがここまで全力で変顔せんでええて……そんなんせんでも売れるて……とずっと思ってた(のちにDISH//も超特急も想像を絶する変顔をしていることを知る)。全力変顔、好感度タカシ。


・穏やか

 穏やかそ〜〜〜〜って話し方からわかる。実際に以前テレビで「仏」「優しい」と言われ、本人も「全く怒らない」と公言してる。私は穏やかで優しい人が好きなので、もう好きになる要素しかない。


・わけわからんエピソード

 「川に流れ着いた天然のトマトを取りに行く時(ハクちゃんと)」


・仕事

 小3でスカウトされ、今日まで芸能界活動を続けてくれています。初めは習い事感覚だったもので、人生のピークが小6だった(本人曰く)彼は、その後人見知りになって人前に立つのが苦手って言ったりする。歌うたう時下を向いてたから怒られたっていうのも聞いた。大学も行きたかったって言ってた。人前に立つのが苦手で大学行きたくて、それでもこの仕事を続けてて本当にすごいと思う。私もバイトとか仕事とか大学時代も今もちょっと嫌なことがあるとすぐ辞めてえ〜〜〜〜ってなるけど、北村匠海はきっとそれを乗り越えてきたんだろうな、と勝手に想像してる。私自身、今の仕事は自分に向いてないんじゃないか、転職したらもっといい仕事があるんじゃないかって無茶苦茶考えるけど、北村匠海を見てたら「とりあえずこの仕事頑張ろう」って気になれる。前向きになれる。


 なんか他にもいろいろある気がするけど、思い出した書き足していきます。


 北村匠海を好きになって、DISH//を好きになって、今では同じスターダスト繋がりで超特急も好きになりました。推したちと会う前ズタボロメンタルだった私も元気いっぱいです。推しを目の前にした時なんて生きる喜びしかない。


推したちへ

生きててくれて

ありがとう


一句詠んだところでとりあえず終わりたいと思います。